乳がんセルフチェック

こんにちは。丸菱の平野です。
本日は、前回お話しした乳がんのセルフチェックの方法をご紹介します。

早期の乳がんでは自覚症状がほとんどありませんが、進行とともに乳房のしこりを筆頭に、痛み、乳房のえくぼなどの症状が現れます。
これらの症状にどれか1つでも気づいたら、自己判断で終わらせずに専門医に相談して必要な検査を受けることが大切です。

〇乳房のしこりと硬さ
しこりは乳腺にできますが、乳腺症などの寮生の病気にもしこりがみられ、乳腺にできるしこりの約90%は良性だといわれています。
良性のしこりは比較的弾力性があり、ころころと動く傾向がみられます。これに対し乳がんのしこりはゴリッとしていてかなり硬い傾向があります。また、がんが周囲の組織に癒着するため、しこりがあまり動かないのも特徴です。しかし自己判断は危険です。
また、わきの下のリンパ節にがんが転移した場合は、乳房にしこりがなくても、わきの下にしこりが発見されることがあります。

〇乳房の痛み
月経がはじまる前に乳房が張って痛みを感じるのは、女性ホルモンが盛んに分泌されるためです。そうした月経周期に関係なく、長期間にわたり痛みが生ずる場合には、乳腺炎、乳房付近の筋肉痛、肋間神経痛などがあります。
また、乳房に痛みを感じたのをきっかけに、乳がんが見つかることもあります。

〇乳首の変化
乳がんでは乳首が極端にへこんだり、引きつれたり、左右の乳首の高さが違うといった症状がでることがあります。

〇乳房のえくぼ
がんが進行して悪化したときに、乳房にえくぼのようなへこみができることがあります。
乳房のえくぼには、鏡に映してへこみがわかる場合と、乳房をつまんでへこみがわかる場合があります。

〇皮膚の変化
がんが皮下のリンパ管に浸潤すると、皮膚が赤っぽくなって晴れたり、毛穴が目立って皮膚にオレンジの皮のような凹凸が現れたり、皮膚が熱っぽく感じることがあります。

上記を確認するように、鏡の前で月に一度はセルフチェック(自己検診)を行い、自分の身体と向き合う習慣をつけると良いでしょう。
セルフチェックは乳房が柔らかくなる月経終了後1週間から10日の間に行うとより効果的です。

セルフチェックの方法につきましては、さまざまなサイトで紹介していますので、一度ご自身で調べていただき、参考にしてみてください。

では、本日はこの辺で。
お盆明けの最初の1週間、気合を入れて頑張りましょう。